家と暮らしと。

一級建築士の住まい

リノベーション現場(解体工事)

解体工事

期間  11/13~11/17

 

 

工事過程についてですが、購入したマンションは専有面積約95㎡、4LDKの間取りでした。

4日間でマンションはスケルトンとなります。

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実際の写真です。

 

現場確認で行ったのは、躯体の状態と排水などの設備について。

築年数がそれほど経っていなかったので、躯体、設備も心配は無かったのですが、スケルトンになり、確認しましたが問題はありませんでした。

トイレ、洗面、キッチンの排水経路も図面から読み取っていた通り、問題なく水回りの移動も可能でした。

 

当階の床下に排水経路をとっているマンションであれば、施行上はほぼ移動水回りはかのですが、排水勾配の確保によって思わぬ段差が生じる事がありますので、PSの位置、従前の水回りの位置からあまり遠ざけない方が理想です。

 

想定外事は水回りに50㎜の段差があった事です。

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写真の四角い段差が図面では読み取れませんでした。  

 

これは排水のふところが取れるので、有利側となりますが、設計上の寸法の修正は多少ありましたが特に問題はありません。

 

あとはダクト経路が図面からは読み取りきれず、梁の穴の位置が分かり、ダクト経路もこの時に決定となりました。

 

ちなみに、最上階の角部屋という事もあり、吹き付け系の断熱材がびっしりとついています。これは図面でも読み取れておりましたが、コンクリートの下地を化粧として使う事は断念しました。

マンションによっては天井・壁面のコンクリートを化粧面として使う事が出来ない事があります。我が家もその一例です。

 

リノベーションと新築の違いは解体して、現場確認を行い、それに対して設計変更を行う必要があるように感じます。

幸いにも、私たちのマンションでは、そこまで大きな計画変更はなく、着工する事が出来ました。

 

これから、リノベーションがスタートしました。