家と暮らしと。

一級建築士の住まい

マンションリノベーションとした経緯

私のリノベーションの経緯は、

普段の仕事で建築設計をしている事もあり今流行のマンションリノベーションを一括して行う業者(マンション購入の仲介、設計、施行)には頼まずに知人の設計事務所に設計協力を求め 自分で行いました。

 

私も仕事を片手間に自分で行う事は難しいと思い、一括請け負いの業者に相談に行きましたが、 対応がイマイチでこれだったら、自分でやった方が良いかと決断しました。        

普段建築の仕事をやっているとはいえ、 不動産的な所は素人同然で、初めての事ばかりで四苦八苦しながらの一年間でした。  

   

 

リノベーションの動機については、 元々学生時代からなんとなくマンションリノベーションにあこがれを持っていました。

   

 

いざ大人になり、家を建てようと思うと意外と土地は高く、住宅部分に費用はそれほどかけれない。

もしくは、上物に凝ろうと思うと、駅から遠く、都心部からも遠くとなってしまう。

あまり縁もなく、土地が安いだけの理由で土地を持ってもしょうが無いというのが、私達の結論でした。

そこで新築マンションも考え、モデルルームにも見に行きましたが、どれも見慣れた感じがどうも気に入りませんでした。

だったらと中古マンションを購入し、フルリノベーションしたが私たちのマンションリノベーションの動機です。

       

 

   

上記にあげた様な一括請負の業者ですと、マンション底値という理由で20~30年のマンションをリノベーションするのが一般的なようで、価格は新築住宅と比較して6〜7割程度と某TV番組で言っておりました。

それに比べますと私たちの場合ですと、築12年マンションで金額は感覚ではありますが、自分が住んでいるエリアで新築住宅を設計する8割くらいの費用だったと思います。

費用が通常より割高に思えるのは、マンション専有面積の広さが大きい為、施工費用がかかってしまった事と築年数が10年程度という所にあると思います。

それを高いと思うかどうかは個人次第かと感じます。

結果から考えると出来映えには満足してますが、本当にマンションリノベーションが正解だったのかは分からない所があるのも本音です。

しかし、私たちの暮らしにおいては最適解であったと思えます。

 

 

 

つくづく『すまい』という事の難しさを感じました。

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