家と暮らしと。

一級建築士の住まい

ウッドデッキについて

私の家では、土間ダイニング以外にも屋外要素として、ウッドデッキを部屋の中に作りました。

マンションリノベーションでは、空間の操作は余り出来ないので、仕上げ材を変化させる事で、屋外っぽい雰囲気を作ろうと考えました。

そもそも、部屋の中を屋外っぽさを作ろうと思ったのは、マンションでは、庭が持てないので、いっその事部屋が外っぽくなれば、いいかなという安直な発想からです。

写真はこちらです。

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メインの連続窓の所に一面をウッドデッキとしました。ウッドデッキはダイニングの腰掛けと床下は収納となっています。一部はブルーレイレコーダーなどのAV機器を収納し、テレビと壁内で配管してます。

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ウッドデッキの材料はハードウッドのクマルという木材を使用してます。

ハードウッドで有名なのは、イペ材であると思いますが、流通が不安定で高額です。

クマル材は、ハードウッドの中では高価な部類のイペ材に類似している木材で、耐久性や木目の美しさはイペ材に引けをとりません。

クマル材は、木目がくっきりとしていて美しい木材です。

色のバラツキがあるため、統一感を求められる方にはあまりオススメ出来ませんが、かえってバラツキが自然の良い味を演出しています。

濃い茶色のハードウッドと室内のフローリング(カバ桜)とは、明確に色合いを分けて、外っぽく仕上げています。

夏の時期は、窓を開け放ち、このウッドデッキに寝転んでいると、風が抜けて本当に外で寝転がっているように感じます。